『仕事の厳しさを事前に伝えるのか?それとも伝えないのか?』中小企業の人材確保・定着成功事例③|介護福祉事業(大阪府)

近畿経済産業局より、近畿圏における人材確保・定着に取り組む中小企業の成功事例が紹介されています。

大阪府のグッドライフケア大阪様(介護福祉事業)です。

https://goodlifecare.co.jp/

 

①取組前(きっかけ)

・毎年新卒・中途あわせて30名程度採用しているが、それ以上に利用者数が増加し、さらなる介護スタッフ人材確保が必要な状況が続いていた。

・採用イベントを積極的に活用していたが、、コロナ禍でリアルのイベントが無くなった等により、採用方法を見直す必要があった。

・近畿経済産業省主催の就職・転職説明会(WEB合説)への参加を検討した。

 

②取組内容や仕組み

・訪問介護で要求される接遇レベルや現場対応力など選考の観点を明確化。(採用基準の明確化)説明会等への参加者へも仕事の厳しさを伝えるようにした。

・入社後OJTと並行して、6ヵ月の基礎研修を実施するなど、計画的な育成と継続的な研修を行った。

・IT化による情報共有と業務効率化

 

③取組後(効果)

・WEB合説に参加したことで、別の業界で勤務経験があるなど、多様な人材確保につながり組織力が強化された。

・振り返り面談を実施するなどOJTの効果を高めたことで、未経験から早期に戦力化できるようになった。

 

採用基準の明確化をしておくことは、ミスマッチを防止するうえで大切なことだと思います。

複数の人が面接をする場合など、「どんな人を採用したいのか」「どのような点を確認したほうがいいのか」などほしい人材は会社内で共有して共通言語化しておくといいです。

面接をする人の感覚で、採用する人が決まっているケースは珍しくないのではないでしょうか。

また、説明会等で仕事の厳しさを伝えておくことは必要です。

会社の魅力や仕事のやりがいなど、プラスポイントを伝えてしまいがちですが、どの仕事にはしんどいことや厳しいところがあるはずで、それを言わずに入社してもらっても「思っているのと違う」と早期離職につながる場合があります。厳しいことを伝えると、面接前に辞退などが起こる可能性がありますが、ミスマッチを防止する意味でも、「会社のいいところ、やりがい」を伝えると同時に「仕事の厳しさ」等も同時に伝えておくと、お互いに納得して仕事ができるようになりますよね。

 

なにかのヒントになれば幸いです。

詳しくはこちらをご参照ください。

https://hatarakunarakinki.go.jp/mieruka_casestudies/

http://1.l-ork.jp/security/up/mieruka_osaka_1.pdf

 

※動画でも解説しました。

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